「糖尿病治療」について

糖尿病の診断が付いた場合、どのような治療をおこないますか?
基本的には食事・運動療法を中心におこない、必要に応じて薬物療法を併用します。

当クリニックでは、患者さまの仕事や生活リズムに合わせて食事指導や運動指導などをおこなっています。食事療法でいえば、たとえば、外食が多い方にはなるべくご自宅でバランスのよい食事をとるように提案しています。食事指導の際は、より具体的なアドバイスをするために、食品のカロリーを表示できるアプリケーションを使用することもあります。また、運動指導では、通勤や買い物の際に歩く距離を少しずつ伸ばしていくなど、普段の日常生活の中でおこなえるような運動を、なるべく患者さまに合わせて指導しています。なお、生活習慣の改善をおこなっても、血糖値の改善が見られない場合は、患者さまに合わせて薬物治療をおこないます。

症状がなくても治療を続けなければいけませんか?
合併症のリスクを減らすためにも、治療を継続することが大切です。

糖尿病は自覚症状がほとんどありません。しかし、高血糖の状態が続いてしまうと、将来的に脳梗塞や心筋梗塞、認知症、糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害などを発症するリスクが高くなります。当クリニックでは、患者さまに合併症のリスクをしっかりと説明し、治療を継続していただけるようにしています。