「胸痛」について
- 胸が痛むのですが、どのような検査をおこないますか?
- 心電図、ホルター心電図、携帯型心電図などがあるので、胸痛の程度や頻度に合わせた検査をおこないます。
胸痛を訴えている場合は、「その痛みがいつ、どのくらい起こるのか」を問診したうえで、患者さまの症状の程度や頻度に合わせて、心電図、ホルター心電図、携帯型心電図などを使った検査をおこないます。
たとえば、強い痛みを訴えている場合は、緊急性の高い病気が疑われるため、すぐに心電図をとります。また、ときどき痛みが起こる方には、1日の心電図を記録するためにホルター心電図検査をおこないます。検査結果については、検査の解析ソフトを導入しているので、検査終了後すぐに解析し、当日中にお伝えすることが可能です。なお、痛みの頻度が少なく、ホルター心電図でも異常を捉えきれない場合は、携帯型の心電図を貸し出し、1〜2週間の心電図をとります。
「動悸」について
- 胸がドキドキするのですが、何か病気なのでしょうか?
- 動悸の原因はさまざまです。不整脈が疑われる場合は、ホルター心電図検査などをおこないます。
動悸には、心臓の病気が原因で起きているものや、緊張や飲酒といった心臓の病気とは関係なく起こるものがあります。そのため、まずは問診時に動悸が起こる時間帯や状況をお伺いいたします。なお、「診察時にどのように症状を伝えたらいいのかわからない」という場合は、時間帯、頻度、場所、状況などを動悸が現れた際にメモに残し、診察時にお見せいただければと思います。
動悸の原因として不整脈が疑われる場合は、ホルター心電図検査をおこないます。しかし、来院時に動悸が起きていないこともあるため、ホルター心電図検査で不整脈を捉えられない場合は、携帯型の心電図で1〜2週間かけて検査をおこないます。
「息切れ」について
- 息切れが起こるとどのような病気が疑われますか?
- 息切れの種類によっては呼吸器疾患や心不全が疑われるので、一度検査にお越しください。
息切れは、呼吸不全や心不全が原因で起こる場合があります。循環器内科では、心不全(心臓の働きが悪くなっている状態)の症状として息切れが起きている可能性を疑います。まずは問診で息切れが起こるタイミングや時間帯をお伺いしたうえで、心不全の原因となる心肥大や心臓弁膜症などの有無を、心電図検査、エックス線検査、心臓超音波検査などで調べます。検査は基本的に予約制でおこなっていますが、緊急性が高い場合は当日検査にも対応いたします。